■長崎ハウステンボス
1992年にオープンしたハウステンボスは、大村湾の針尾島の、針尾工業団地予定地跡地に建設された。短期・中期滞在型リゾート、さらには分譲住宅やマンションも含む1つの「定住型都市」として構想され、行政上も「佐世保市ハウステンボス町」という地名である。針尾島は、琵琶湖よりひとまわり小さい大村湾の入り口付近に位置し、湾内は閉鎖水域に近い環境である。ハウステンボスは、この水域系の自然環境を改良・保全するためのインフラに手厚く配慮、コンクリート護岸の自然石護岸化、埋立地への運河掘削、雨水浸透型の煉瓦舗装の採用、運河の水と港の海水との交換システムの導入、有機的な土壌改良と森の再生など、水系を自然循環させるさまざまな試みが実施されている。(写真:ハウステンボス全景 (C)ハウステンボス/J-5367)