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眼球は生まれたときに構造的にはほとんど完成していますが、機能の面では未完成で、ものを見ること、つまり網膜(眼をカメラにたとえればフィルムに当たる部分)に鮮明な像がえられることにより発達していきます。生まれて2、3ヵ月から3歳頃までは特に視覚の感受性期と呼ばれ、この時期にうまく見ることができないような状態があると視力の発達は止まってしまいます。これが弱視の状態です。
どんな原因があるかというと
- 両眼に強い遠視や乱視があり網膜にピントが合わない、
- 片方の眼だけが近視や遠視や乱視が強くそちらが使われない、
- 斜視がありいつもはずれている方の眼を使わなくなる、
- 視力の感受性期に眼瞼下垂や白内障などのため刺激が十分網膜に達しなかった、
などがあります。
4.については片眼に眼帯を数日しただけでもなるともいわれていますので、結膜炎などで眼が赤いからなどと勝手にこどもさんに眼帯をするのは止めましょう。
次は治療です。屈折異常(近視や遠視や乱視)があれば矯正、つまり眼鏡をかけさせます。「小さいからかわいそう」ということはありません。かけずに見えない方がもっとかわいそうです。次には使っていない眼を使わせるために良い方の眼を遮閉します。こどもさんはいやがります。でもここでがんばらないと弱視治療になりません。斜視があれば気付きますが、それ以外の場合は日常生活ではわかりません。
3歳児眼科健診は視力を測定して視弱を見つけ出すチャンスです。必ず検査してみましょう。小学校に入学する前に治療が終了できるように。
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