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健康 Q&A

看護・介護

 

 

Q21.最近よく眠れないのですが、どのような工夫をすればよいのでしょうか?

 

A. 『よく眠る』ということを考える前に、睡眠のシステムについて考えてみましょう。
 人間は身体の中に『生物時計(体内時計)』といわれる身体のリズムを決める時計を持っています。つまり、朝起きて夜眠るというのは、もともと備わっているリズムなのです。
 眠ることによって私たちは大脳を休ませることができます。ただ何もせずに休んでいるわけではありません。大脳はその休息の間に神経の繊維を伸ばし、新しい情報回路を作っていきます。ですから、発達した大脳を持つ高等動物ほど睡眠の役割は大きいのです。
 また眠りは、脳波の違いによって『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』とに分けられます。レム睡眠とは浅い眠りの状態で、起きる準備段階であるとも言われています。大脳は活発に働いており、夢はこのときに見ています。そして、ここで刺激を受けるとすぐに覚醒できます。ノンレム睡眠とは質のいい深い眠りの状態です。ひとの眠りは、このレム睡眠とノンレム睡眠が交互に現れて1サイクルとなります。1サイクルは約90分です。つまり、良い目覚めを得たいのならば、この90分サイクルを利用して、起きる時間をレム睡眠期(90分× ○サイクル)に合わせて目覚し時計をセットするとよいでしょう。
 さて、いよいよ『良い眠り』について考える番です。睡眠は身体のリズムです。ですから、まずそのリズムを崩さないようにすることが大切です。昼間や休日などにだらだらと眠り続けることのないよう注意しましょう。また、太陽の光は身体のリズムを調節することに役立っていますから、昼間(特に午前中の早い時間)に沢山の光を浴び、人間が持つ本来のリズムを取り戻すことが重要です。

その他、良い眠りを得る方法としては次のようなものがあります。

  1. 就床3時間前には飲食を控える。
    カフェインは覚醒を促してしまいます。アルコールは眠りの途中で目覚めてしまうなどの弊害もあります。また乳製品は眠りを誘発すると言われていますので、空腹で眠れないときには活用するとよいでしょう。
  2. 就床前2時間以内にゆっくり入浴をする。
  3. 軽いストレッチをする(就床直前の激しい運動は却って不眠を招きます)。
  4. 入眠前に読書(仕事や学業に関係のないもの)や静かな音楽を楽しむ。
  5. 寝具や部屋の環境に気を配る。
    マットや枕の固さ、部屋の温度、音や光といった環境を整えることも大切です。
  6. くよくよ悩まない。
    ・・・これはちょっと難しいでしょうか?しかし、ストレスを溜め込まずうまく発散させることは最も重要なことかと思われます。より良い睡眠を考えたこの機会に自分なりのストレス発散法も一緒に考えてみてはどうでしょうか?
 睡眠時間は平均6〜8時間と1日の大部分を占めていますね。しいては人生の大部分を占めるということです。もう1度この貴重な時間を見直してみてください。

 

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