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以前は、結核は過去の病気ととらえられていましたが、平成9年には新登録患者数が38年ぶりに増加し、その後も増加の傾向が見られます。平成11年には、厚生省(現厚生労働省)が「結核緊急事態宣言」を発表し、国をあげての結核対策に取り組んでいます。
現在では、結核に対する有効な予防方法や治療方法がありますので、早期発見、早期治療によって、発病を予防したり、感染が広がることを防ぐことができます。自分自身が結核にかからないように予防すること、また、結核にかかった場合は早期に受診し治療を受けることで、自分の体へのイメージを最小限にし、また、他の人への感染を予防していくことが大切です。
結核の感染・発病を防ぐには?
- バランスのとれた食事や十分な睡眠、適度な運動、ストレス解消を図り、結核菌に対する抵抗力をつけましょう。
- うがい、手洗いの習慣をつけましょう。人ごみに出かけるときや、自分自身が咳をしているときなどはマスクをつけましょう。
- 結核の感染を予防するものとしてBCG接種があります。BCGは牛型結核菌を弱めた生ワクチンです。これを体に接種して、結核に対する抵抗力(免疫)をつくります。生後3ヶ月から受けることができますので、かかりつけの医師に相談してください。
- ツベルクリン反応などで感染が疑われた場合には、抗結核薬を予防的に内服して発病を防ぐ方法があります。発病した場合の治療には、2〜4種類の抗結核薬を使いますが、発病前の(感染して間もない)時期は、肺の中にいる結核菌が少ないので、イソニコチン酸ヒドラジド(INH)だけで菌を退治できます。朝1回、6ヶ月間の服薬が標準です。これによって発病は50%〜70%抑えられ、その効果は少なくとも10年間にわたって認められます。感染の状況や体調などによっても治療方法は変わってきますので、感染が疑われたらすぐに最寄の医療機関に相談してください。
こんなときは早めに病院を受診しましょう。
- 2週間以上続く咳、痰などの呼吸器症状
- 痰に血が混じる、胸が痛い
- 発熱、寝汗が多い、食欲がない、体がだるい
- 高齢者では体重減少
参考文献;結核予防マニュアル、財団法人結核予防会結核研究所
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